Eternal News Network


今晩は。この時間はパラ空間伝送による、現在から100億年程度までの未来のニュースをお届けします。


超光速通信実用化

8.6

5年前から倒壊大学超光速通信研究室によって研究が進められてきたタキオン粒子による超光速通信が実用化され、惑星間の通信に革命をもたらすものとして期待されている。

これまでは、例えば最も近い植民惑星である火星に「もしもし」と電話をかけて「はいはい」と返事が来るまでには両惑星の最接近期間でも6分程度かかり、かなりの忍耐と電話料金が必要だった。超光速通信によれば太陽系内程度であれば事実上市内電話と同程度の時間と料金で済むとあって、新通信事業への参入を希望する業者が許認可を求めて通産省に殺到している。

しかし安定した通信インフラを構築するためという理由で政府は新規業者の参入許可には慎重な姿勢を示しており、ベンチャー企業などにとっては光速の壁より大きな壁となっている。

災害続く頂点民主主義人民共和国

8.5

今年に入って365年続けて水害と干ばつに交代に見舞われ、食料不足が深刻化していると伝えられる北頂点、頂点民主主義人民共和国では国際社会に対して人道援助を要請するとともに、水害や凶作は全て世界の頂点に立つ民主的な共和国の成功を妬むベイテイの妨害であるとして国際社会にその非を訴えた。

共和国の実質的な支配者である人民労働党書記、キム・タクアンは先祖代々続いている建国の父の366回忌の喪が開けるまでは国家元首の地位に就任しないとの憶測が伝えられ、異常な事態が収束するにはまだ少し時間が必要だと見られている。

ジュラシックサファリパーク入場者10万人突破

8.4

埋め立ててはみたものの全く入植者が現れず、利用されないまま放置され続けて来た諫早湾跡地に鳴り物入りで開園したジュラシックサファリパークの入場者が昨日10万人を突破したとの農水省の発表があり話題となっている。

同園は、琥珀に閉じこめられた昆虫が吸った恐竜等の古代生物の血液からそのDNAを抽出し、クローン技術によって元々の生物を創り出すという今日では日常的になった技術を利用したもので、同様の公園が世界中にいくつもできる中、本当に客が呼べるのかどうかは疑問視されていた。

今回ジュラシックサファリパークを成功させるにあたり同園では、過去の有名人のそっくりさんを園内に呼び、客寄せとしていた。園内にはスティーブン・スピルバーグ氏、マイケル・クライトン氏等かつて映画「ジュラシックパーク」に関連した「どう見ても本人としか思えないそっくりさん」が数多く立って直接案内等の業務にあたっている。それぞれ複数のそっくりさん達は指紋、声紋に至るまで全く同じという程でこれだけのそっくりさんが集められたのは偶然にしては出来過ぎとの声も上がっている。

歴史の改竄?

8.3

過去に向かって物品や情報を送る行為は、歴史を改竄してしまう事につながる事から国際パラ空間管理委員会で厳しく監視しているが、何者かが過去にニュースを配信している事が明らかになり、問題となっている。

体感民国の、ボク・ハンサム大統領は「隣国では以前から歴史を改竄ばかりしている。今度こそ正しい歴史に改めさせる。」と意気込んでいると伝えられる。

これに対し我が国の「正しい歴史を作る会」代表を務める頭狂大学の藤岡言勝教授、伝記通信大学の酉尾幹二教授、漫画家の川林よしのり氏らは、「民族の歴史にはそれぞれの立場があり、歴史を改竄して共通のものにする事などできない。体感民国大統領の発言は内政干渉である。」と反発している。

少数民族がスポーツ用品メーカーに抗議

8.2

オーヌトラリアの原住民マボリジニの最高権力者、ニケ村長はこの程某有名スポーツ用品メーカーのマークが「聖なるブーメラン」の形に酷似している事から抗議声明を発表し、同社製品のボイコットを呼びかけている。

声明によれば、「聖なるブーメランを靴に付け、泥にまみれさせるような行為は、マボリジニが先祖代々守り続けてきた伝統を傷付けるものであり承伏し難い。」との事で、ニケ村長は少数民族の尊厳を守るために国際的に運動を進めていく考えだという。

抗議を受けたスポーツ用品メーカーでは、「聖なるブーメランについては知らなかった。尊厳を傷付けるつもりは全くなかったが配慮に欠けていたとしたら申し訳ない。」とのコメントと共にマボリジニ文化保存センターへの100万ドルの寄付計画を発表した。

ヒロヒト王朝外交施設跡か?

8.1

トカイムラで発見された遺跡感応装置の活躍によって、海外でもヒロヒト王朝関連施設と見られる遺跡が発見され始めている。

感応装置が非常に大きく反応して発見されたのは、チュウクライナ共和国のセーノビールの建物で、何かをしっかりと包み込む様に立てられ、簡単には中に入れない構造になっている。丈夫な建造物で棺桶に似ている事から「石棺」と名付けられた。石棺の周りからはヒロヒト王朝の紋章である、向かい合う三つのくさび型が沢山見つかり、どうやら当時の外交使節の跡であると考えられている。付近には独特の信号が強く出ている模様で、その影響か付近では以前から異常に背が伸びる住民が多く報告されており、中には身長5mに達する者もいるという。

ニュースの質で口論

7.31

ENNニュースを配信している会社員C氏は昨夜10時頃、配信したニュースの質をめぐって配偶者Nさんと口論となり、部屋に置いてあった一升瓶で殴りかかろうとしたが、中身がこぼれるともったいないので残っていた日本酒約5号を一気飲みしてしまうという事件が発生した。

翌日二日酔いになってしまった会社員C氏は、「ついカッとなってやってしまった。」と反省し、もう酒は飲みたくないとの意向を明らかにしている。C氏が禁酒を発表したのは今年に入って既に3度目。

ニュートキオ市に油田

7.30

人類文明を支えるために大量に消費され続け、太古の昔に枯渇したとされている石油が、意外な場所から発見されて話題になっている。

エネルギー資源探査局の調査によって今回油田が発見されたのは、ニュートキオ市沿岸部のドリームアイランド周辺で古代に継続的に埋め立てられてきたと考えられる一帯に広く存在しているという。地質学的にはあまり考えられない場所だったが、どうやら古代人達が石油から誘導した高分子物質を大量に混ぜて埋めておいたものが長い歳月を経て石油に変化したのではないかと考えられている。

古代人が遙か未来の我々のためにわざわざ石油製品を大量に集めて埋めておいてくれたという事実が明らかになるにつれ、物を大切にしなくなったと言われる現代人が古代人の知恵に学ぶ事は大変多いと言えるだろう。

イルカに乗った少年にグリーンピーズが抗議

7.29

超能力を持った少年がイルカを乗りこなし、様々な冒険をしているという話が欧米に伝わり、マインドコントロールによるイルカの虐待であると断定したグリーンピーズが抗議声明を発表している。

また被害にあったフリッパーの写真を慎重社の写真週刊誌、フライカスが今週号に載せているが、フリッパーはまだ未成年イルカであった事からイルカのプライバシーを侵害しているとしてグリーンピーズが同誌の不買運動を呼びかける騒ぎに発展している。

なお本ニュースでは前世紀から常識となっている鯨権・イルカ権に配慮し、写真ではなくイメージイラストを使用している。

偽造手形スーパー手(てー)出回る

7.28

新潟県のたばこ店で、北頂点、頂点民主主義人民共和国の工作員と見られる男が偽造された手形を使って釣り銭を騙し取ろうとしたが、店員に見破られて失敗、そのまま逃走するという事件が発生した。

警察の調べによると、店員の良地(らち)トメヨさん(86)が店番をしていたところ、見慣れない男が手形(写真)を出してたばこを買い求めたので、不審に思ったトメヨさんが、「支払い方法は何か?ニコスリカードなら2回、3回、6回、、」等と説明しているうちに犯人と見られる男はしびれを切らして何も取らずに逃走したという。

現場に残された手形は紙粘土で精巧に作られた物で、北頂点、頂点民主主義人民共和国が国家ぐるみで偽造していると噂される偽ドル札のスーパーKに続く偽造手形との疑いがもたれている。同国では現金よりも更に効率の良い手形の偽造を試みたものと見られるが、資本主義国の決済についての知識不足からか、何らかの誤った情報が伝わったために精巧な作りながらもすぐに見破られるような手形を偽造してしまったものと見られている。

抜き取られた大量のCM発見

7.27

不幸化放送が大量に抜き取ったとして問題になっていたCMが、今日未明筑後川の河川敷きで発見され、証拠物品として警察に押収された。

押収されたCMはここ3年分のものが1662本、9900万円相当にのぼり、CM不正問題調査委員会の調べによると、正月休みに雇われていたアルバイト学生が包装が面倒になったのでそのまま河川敷きに捨てた事が明らかになった。

大量の隠されたテスト見つかる

7.26

本日早朝、東京都の小学生A君(7)所有のミニ四駆の箱の中に低い点数の返却済みテストが大量に隠されているのが発見された。

A君のおもちゃ箱に近づける者は限られる事から父親の会社員C氏は、内部事情に詳しい者の犯行と見て調べを進めている。