「廃村と過疎の風景(3)」の冊子のご案内
冊子「廃村と過疎の風景(3)」,2009年2月完成!
B5判,表紙・口絵(カラー)6ページ,本文180ページ。
頒価 1,500円+税
ISBN978-4-9903475-3-6
冊子「廃村と過疎の風景(2)」(2006年2月発行)から丸3年経ち,第3集刊行となりました。関東・甲信越・東海の76の「学校跡を有する廃村」への旅の記録です。
書店
「ジュンク堂書店」
(池袋本店)で取り扱っています。
(2020年3月現在,地方・小出版流通センター扱)
「廃村と過疎の風景」の第3集は,
「学校跡を有する廃村」
(学校跡を有する高度過疎集落を含む,「廃校廃村」,「廃校廃村・高度過疎集落」とも記す)をテーマとしています。取り上げる学校は,昭和34年4月以降に所在した小学校とその分校,冬季分校です(中学校,高校等,昭和34年3月以前に閉校した学校は含みません)。
「廃村と過疎の風景(2)」と比べた主な特徴は次の六つです。
1.対象を「学校跡を有する廃村」に限定したこと
2.地域を関東・甲信越・東海に限定したこと
3.ページ数はほぼ同じ(本文178ページ,「廃村と過疎の風景(2)」では192ページ)
4.写真の割合が増えていること(計385枚,「廃村と過疎の風景(2)」では364枚)
5.まとめの代わりに,「列島縦断・廃校廃村をめぐる旅」という企画を設けたこと
6.Webの記録とは別に,番外編を設けたこと
3年3ヶ月,35の章(番外編2編を含む)ということで,第2集と比べるとやや少ないのですが,期間が短いことを考えると勢いはよくなっています。
北海道,沖縄など,遠くへの旅は面白いに違いないのですが,比較的近くに旅の醍醐味が味わえる場所があるというのは,なかなかによいものです。長野県への日帰りの旅などは,この旅で覚えたことです。
また,関東の「廃校廃村」17ヶ所全部の訪問には丸2年,長野県の「廃校廃村」25ヶ所全部の訪問には丸3年かかりました。訪ねたい場所が多くなるにしたがって,日本はどんどん大きく感じられるようになりました。
旅に並行して,全国の「学校跡を有する廃村」の調査を進めました。その成果,
「廃校廃村リスト」の冊子
は,
「廃村千選」
として,1年後に
東日本編
,2年後に
西日本編
としてまとめました。また,関東の「廃校廃村」はその後18ヶ所となりました。
まえがきは,第2集に引き続き,
「秋田・消えた村の記録」
の佐藤晃之輔さんに記していただきました。
目的をもって旅をすると,味わいはぐっと深まります。いろいろな出会いがあればなおさらです。
廃校,廃村の地の静けさ,日常の生活とは違う世界に興味をお持ちの方には,是非ご一読ください。
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