KCATと仮設住宅



Kobe # 5 KCATと仮設住宅(98年4月11日(土))

98年初めての神戸は,ちょうど明石海峡大橋もできたばかりというのに, 沖縄行がすぐ控えていることもあって,旅行用品の買い出しに終始しました。
当日はよい天気で,適度に暑くて,イメージトレーニングには持ってこいです(^_^;)
アーケードも復興したセンター街1丁目でスニーカーとサンダルを買って,
いくたロードの「富士鞄店」で,リュックを買って,
「スポーツワールド33」で,短パン,海パン,バミューダと買って,
高架下でベルトを買って・・・ と,やたら細かいものばかり買ったのでした(^_^;)

予定では,KCAT(Kobe City Air Terminal)から関空に渡って,貝塚で軽く飲んでこようと思ったのですが, KCATの位置がわからない。
何となくメリケン埠頭あたりにあるような気がしていたのが失敗でした(^^)
大丸で神戸市の地図を立読みして,ポートアイランドの南側にあることを確認して, 三宮まで戻ったのは良かったのですが,バスの乗り場がわからなかったので,ポートライナーに 乗ってしまったのでした。
# まあ,14年ぶりで,これも味わいはありましたが・・・(^^)

「南公園」という,ポートピアランドのある駅で降りて,KCATまでは歩いて10分ほど。
途中にとても大規模な仮設住宅がありました。
いや,報道ではしょっちゅう耳にするわけですが,じっくり見たのはこれが始めてです。
夕暮れだったせいもあり,とても物悲しい雰囲気でした。
それでなくてもポートアイランドって人工島の無機質な雰囲気のところに,他に家などまったくない 埋立地に広がる仮設住宅。
さすがの私も,中に足を運ぶのをためらいました。それほど隔絶された雰囲気がある。
確かに街の中心は復興しながらも,容易には解決できないことは数多くあるわけです。
この仮設住宅は,隔絶はされているものの,三宮まで20分ほどの便のよさと,
公園などと違って,特にずっとあっても地域に問題を起さないという点で,少なくてもあと5年は このまま変わらずにあるんじゃないかと,住宅の入口にあった自動販売機でリンゴジュースを 飲みながら思ったのでした。

で,たどり着いたKCATは,ちょうど船の出る3分前で,普通の感覚なら飛び乗れそうなものなんですが, ゲートはすでに閉まっていて,間に合わず(;_;)
次の便は45分後。夕方ということで,これは致命的。待っているうちに日が沈むのは目に見えている。
まあ,関空まで25分ほどで行けて,料金が2400円で,赤いバスがJR三宮駅から頻繁に走っているという ことが確認できたということで,納得して,KCATと仮設住宅をあとに,三宮に戻ったのでした。

この日はBARにも寄らずに,まっすぐ堺に帰りました。
これも,日本でここだけかもしれない,神戸のひとつの顔です。


(C) HEYANEKO 04/13/'98



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