沖縄・八重山Tour Again その10
舟浮湾でカヌー三昧
4/29/1998 舟浮湾でカヌー三昧
[4/29 ・・・ 西表・上原 → 西表・白浜 → 西表・舟浮【泊】(曇り)]
-
# 2-57
-
西表2日目(4/29,沖縄7日目)は,「キヨミ荘」の張り紙で紹介されていたリースのカヌーで舟浮湾をうろうろして,船でしか行けない舟浮の民宿に泊まろうということになりました。
カヌーは,92年に屈斜路湖で乗って以来だから6年ぶりで,地図で見るところによると舟浮湾って内海ながらかなり深そうですし,「大丈夫かなあ・・・」と思いながら,ライフジャケットを着てのことだからまず海には沈まないだろうし,ハブのいる森を強引に入っていくよりは安全だろうと,妙な形で納得させたのでした。
-
# 2-58
-
9時半頃,カヌーの会社(コーラルスパーン)のかたが宿まで迎えにきてくれて,昨日も行った白浜に向かいます。途中カンムリワシが見えたので,尋ねてみると,4月頃は普通に電柱にとまっているとのこと。
白浜に着いてカヌーを下ろしてみると,周りに誰もいないこともあってか,不安が募ります(^_^;) でもそんなこともいってられないので,出発です。
カヌーはプラスチック製で,水が底に入るようにできているらしく,どう扱ってもお尻は濡れるような構造で,あまり事情を知らないで乗った私は,短パンのポケットに入れていた財布を出発から1分で水浸しにしてしまったのでした(^_^;)
-
# 2-59
-
さて,慣れない手つきでカヌーをこいでいくと,白浜の集落がだんだん遠くなっていくのと比例して内離島が接近してきました。
西表島と内離島は500mほどの海峡で離れているのですが,西表の海岸線の地形が複雑なため,あまり島という感じがしません。
ちょっと一服とばかり,内離島に上陸します。感覚はあまりサイクリングと変わりません(^_^;)
内離島は探検すれば炭坑時代の遺構が見つかるかもしれないのですが,気軽に入れる雰囲気の茂みではないので,「そういうこともできるなあ・・・」で留めることにしました(^_^;)
-
# 2-60
-
白浜の集落が見えなくなった頃,行き先に舟浮の集落が見えてきました。白浜−舟浮間は4kmほどで,定期船の所要時間は10分。カヌーでは1時間半ほどで着きました。
舟浮を1時間ほどうろうろした後,湾の奥の川をさかのぼって「水落の滝」へ。
川の流れは潮の流れと同じぐらい緩やかで,滝つぼまでカヌーで行けてしまうんですね(^_^;)
距離を置いて見る分にはきれいな滝なのですが,水が落ちるあたりまで接近すると,寒さを感じるほどの迫力がありました。
-
# 2-61
-
白浜までの帰路には,他のカヌーもいくつか見えて,ゴールデンウイークに入ったことに気がつくのでした(^_^;)
途中モクタンビーチといって,カヌーでもないと行けない砂浜があって,そこには自前でカヌーを沖縄に持ち込んで,キャンプを張っているらしい人が4組くらいいました。
月とか見たらとても幸せになれそうです。
私もテントを持ってきていたら,泊まりたかったかも(^_^;)
-
# 2-62
-
帰り道は潮が引いている時間のようで,内離島と西表の海峡あたりは,ほとんど川くらいの幅しかなくて,行きとの風景の変化に驚きます。
サンゴも,海から空へ顔を出しています。
白浜に帰りついたのが午後4時頃,港にはお店のバイトの女性が迎えにきていて,手製のドーナツをくれたのですが,結構ハードに遊んだ後とあって甘い味がすごい嬉しかったなあ・・・(^_^)
「舟浮に泊まる」というと,よほど一般的ではないらしく,送迎をどうしようかとなったのですが,彼女はしっかり100mほど離れた舟浮行きの船着き場まで送ってくれました(^_^;)
後で調べたら,14kmはカヌーでうろうろしていたらしく,西表におけるカヌーの実用性を感じる次第なのでした。
沖縄・八重山Tour Againホームに戻る
|