沖縄・八重山Tour Again その8
那覇−石垣航路
4/27〜28/1998 那覇−石垣航路
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# 2-44
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沖縄本島4泊5日(4/23〜27)が終わって,八重山9泊10日(4/28〜5/7)への間の橋渡しは,那覇−石垣のフェリーです。
那覇と石垣島の間は430kmもあり,東京からだと米原くらいまでの距離になるのかな?
飛行機ではあまり意識しないものの,船ならば12時間もかかるということで,同じ沖縄県とはいえ,
別の地方に行くような気分になります。
船会社は琉球海運と有村産業という2つあるのですが,今回は琉球海運の「かりよし・おきなわ」という船に乗ります。料金は5,350円だから,格安です(^_^;)
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# 2-45
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コザから夕方にバスに乗って,那覇市内に入ってすぐの安謝(Aja)というバス停で下りて,
とぼとぼ歩いて20分ほど,那覇新港は,空港よりも市街から外れたところにあります。
「それほど流行っていないだろう」という読みは見事に外れて,待合所ではキャンセル待ちもいる様子。
考えてみたら,ぼちぼちGWなんだけれど,何でも有村のフェリーが点検で半月くらい動かないそうで・・・
「GWに点検とは,なめた話やのう」と思うのは,旅行者の論理。
ようするに,貨物が優先で,人を運ぶのはついでみたいなもんなんでしょう。
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# 2-46
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船内では,6畳ほどの客室に8人は雑魚寝してたかな。とにかく寝返りを打つスペースはなく,こちらと向こうで
足が重なる始末です。お客さんも,仕事やめてスクーターで長旅しているというモヒカンのお兄さんを筆頭に,
癖の強い人のオンパレード(まあ,私も含まれているわけですが・・・(^_^;))
おまけに予定の午後8時になっても,一向に出港する気配はなく,9時半くらいにやっと動き出したかな。
それでも,遠くに那覇の街の明かりを見ながら,ゆっくりと沖縄本島から遠ざかっていく風情は,
船ならではで,ようやくよい気分になってきました(^_^;)
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# 2-47
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那覇で仕事をされていて,石垣島に実家があるという源河さんと話が合って,
デッキでオリオンビールなど飲み始めます。パターンだとふたりともビールなのですが,源河さんは缶コーヒーを飲んでいる。
「お酒は飲まないんですか?」と質問すると,源河さん曰く,
「若いときに無茶飲みしていて肝臓を悪くしたので,飲まなくなった」とのこと。
なるほど,沖縄は酒飲み天国かと思えば,お酒で体を悪くされるかたも多いということで,
地元新聞に,断酒会の話などもよく載っていたりするし,調子良く飲んだくれている私としては,耳の痛いところなのです。
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# 2-48
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こういう機会になると,いつもなら勢いで飲んでいるお酒も,妙なブレーキがかかりまして,
何というか,頭で考えてしまったんですね。
夜も更けてきて,デッキに居る人の数もまばらとなってきた頃に,ハブ酒と黄色いコップを持って
うろうろしている兄ちゃんというのは,考えてみたら少しあぶない気がしないでもない・・・(^_^;)
酔いは中途半端だったのですが,源河さんとの話も適度なところでお開きとして,雑魚寝の毛布に戻って,
仮眠をとることになりました。
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# 2-49
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朝,目が覚めて7時頃にデッキに出たらもう石垣島の島影が見えてきたということで,あっさり長旅の感からは
開放されました。でも港に着いたのは,予定より2時間遅れの朝10時頃だったかな(^_^;)
遠い道のりだったものの,着いてしまえば石垣島は去年と同じ雰囲気の八重山の玄関口。
源河さんはさっそうとバイクで出ていって,私は離島桟橋まで15分くらいの歩きです。
石垣島では,書店で西表島関係の本を2冊仕入れただけで,長い休みを取るわけでもなく,10時半の八重山観光の高速船で,西表島は船浦へと向かったのでした(船代は往復買って3,600円)。
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