沖縄・八重山Tour'97 その2 竹富島






5/ 5/1997 「チロリン村」は,サンゴ礁とワールドミュージックの接点(^_^;)

[竹富(晴ときどき曇)]

# 1-9
朝は7時半には起きていて,朝食を食べ,また集落の散歩。
この日はなかなかよい天気で,景色もさらに綺麗。表情豊かなシーサーや,T字路の突き当たりに
存在する石敢当(Ishigantou,これも魔除け)を確認しながら,独特の文化の匂いを味わう。
花はハイビスカス,ブーゲンビリアなど鮮やかなでとても綺麗。デイゴはまだ咲いていなかった。
あと,印象的だったのが家々を守るというフクギの並木。


# 1-10
10時になったので「チロリン村」に足を運ぶ。
ひとりふたりと人が集まり,軽四輪の荷台に乗って東桟橋(石垣行が出る桟橋)に着いたのが11時頃。
「海に行くとは,何ぞや?」と思えば,桟橋から小型のモーターボートでかなりの沖合いに出ていって,
海に潜るのだという。参加者はなぜか男ばかりで6名(1人を除いて同宿)。
ちょうど竹富と石垣の真ん中あたりで錨を下ろす。

# 1-11
シュノーケリングといって,水中めがねにJ字型の管をくわえて,
足にひれをつけてというシンプルな格好で,海に飛び込む。
かなりの沖合いなのでおっかなびっくりだが,みんな平気に泳いでいるので,チャレンジしてみる。
水中を覗けば,写真でも見るような色とりどりのサンゴ礁に,鮮やかな色の熱帯魚がたくさん。
浅いところでは立てるくらいでとても驚く(^_^;)


# 1-12
ボートはさらに竹富南方沖の砂洲に上陸したり,別の沖合いに錨を下ろしたりで,
「もうじゅうぶん」と思えるくらいまで楽しませてもらう(^_^;)
4度目は,ほとんどみんな船の上でのびていたなあ・・・(^_^;)
日差しはとても強く,よい気分なのと,まわりにつられて,海パンひとつでボートに横になる。
胴体には日焼け止めクリームを塗っていなかったので,あっという間に真っ赤に焼ける(*_*)。

# 1-13
桟橋に戻ったのが2時半頃。「チロリン村」で生ビールの振舞いがあったけれど,
ボートに揺られてかなり疲れたこともあって,
「ここで飲んだら間違いなく寝る」とめずらしく遠慮する(^_^;) ツアーの料金は2,500円。
宿に戻って,自転車を借りて島中を走り回る。
人口300人,面積6平方km,周囲9kmの平坦な島も予想するより広く,2時間で回れたのは半分くらい。

# 1-14
宿の夕食は,昨夜とは打って変わって会話も弾む。
連泊組は,ほとんどが明日に帰るという(そういえば,明日(5/6)はGWの明けだ)。
どうも,夕食のときみんな口が重かったのは,この日の午前中の竹富は大雨で,
海に入っても寒いだけという,コンディションの悪さからきているようだった。
今日のコンディションは最高だったそうで,とても運に恵まれたわけだ(^_^)

# 1-15
夕暮れの西桟橋には,みんなでぞろぞろと行く。夕焼けは全然見えないが,暑くも寒くもない,
よい気分のひととき。暮れ切る前の深い青の景色はとても味わい深い。
逆に「チロリン村」には早い時間にひとりで行く。店にはお客さんは私ひとりで,
生ビールを飲みながら,はじめさんと「竹富っていい島ですね」と,軽い話をする。
天気予報では雨が続くらしいが,あまり当てにはならないそうだ。

# 1-16
お客さんはひとり増えふたり増え,10人くらいの団体が入る。
その中に黒人の打楽器弾きさんが居て,何でもアフリカはギニアの出身で,東京在住で,
ライブハウスで演奏するくらいのプロだという(バンド名は「WARA・BA」)。
しばらくして,年長のおじさんが店の三線(sanshin;沖縄三味線)を持ち出し,島唄を歌いはじめる。
黒人さんもリズムをあわせて鼓を打つ。


# 1-17
大騒ぎをしているうちにお客さんはどんどん増えて,テラスの席までいっぱいになる。
アフリカの民謡も始まり,「ここはどこ?」という雰囲気ながら,
色んな人が集まる竹富島の夜らしいひとときで,違和感はまったくない。
ちょうどマスターの前のカウンター席に陣取っていたため。
ビールやら灰皿やらの中継点となって,ばたばたと忙しい。

# 1-18
「写真を撮っておこう」と,急いで宿に戻り,自転車で店に戻る途中,
コースアウトして草むらに墜落する(-_-)。闇とは恐ろしい。
胸を強く打つが,危ない痛みはないので一安心。自転車も無事だった。
昨夜のこともあったので,場はまだまだ続きそうだったが11時半頃に切り上げる。
「沖縄の夜は遅い」ときいていたが,なるほどと納得する。






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