「廃村と過疎の風景(2)」
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平成14年2月に訪ねた,秋田県大館市の廃村 合津の冬季分校跡にて。


「廃村と過疎の風景(2)」ダイジェスト





「雪に閉ざされた冬季無人集落を訪ねる」 〜 岐阜県根尾村黒津 2001年2月

「六甲山系に潜む廃墟ホテル」 〜 兵庫県神戸市灘区畑原(摩耶山) 2001年2月

「鈴鹿山地北部の旧行政村の廃村 平成12年夏」 〜 滋賀県多賀町旧脇ヶ畑村 2000年7月

「鈴鹿山地北部の旧行政村の廃村 平成13年夏」 〜 滋賀県多賀町旧脇ヶ畑村,霊仙今畑,後谷etc. 2001年6月

「伝説の京丸ボタンの里へ」 〜 静岡県春野町石切,小俣京丸 2001年8月

「山の斜面にある暮らし,あった暮らし 平成13年秋」 〜 埼玉県秩父市細久保,山掴 2001年9月

「ススキヶ原に陽は暮れて」 〜 栃木県塩原町塩ノ湯事業所,藤岡町旧谷中村 2001年11月

「秋田・消えた分校の記録 平成14年冬」 〜 秋田県大館市合津,藤里町名不知 2002年2月

「棚田の跡にはウメが似合う」 〜 山口県徳地町山ノ奥,中河内,中屋敷,大月 2002年3月

「山の斜面にある暮らし,あった暮らし 平成14年春」 〜 埼玉県秩父市岳,茶平,大神楽,山掴etc. 2002年4月

「ヤンバルの森に残った開墾集落,消えた開墾集落」 〜 沖縄県名護市オーシッタイ,羽地大川 2002年5月

「草深き廃村に建つ石碑群」 〜 京都府大宮町内山,宮津市木子,駒倉,弥栄町味土野,吉津 2002年8月

「廃屋の軒も嬉しい通り雨」 〜 京都府丹後町一段,力石,大石,神主,小脇,弥栄町川久保 2002年8月

「人はなき村を見守る地蔵さん」 〜 京都府伊根町足谷,吉谷,福之内,田坪,丹後町三山 2002年8月

「いにしえの賀状がつなぐ人の縁」 〜 東京都奥多摩町越沢,天目指,峰 2002年11月

「B'zが聞こえる天空の城ラピュタ」 〜 北海道美唄市我路,東美唄 2003年1月

「雪の丘に残された開拓集落跡を訪ねて」 〜 北海道上富良野町静修開拓 2003年1月

「五島のへき村の天主堂を訪ねる」 〜 長崎県福江市折紙,五輪,細石流,奈留町江上,小田 2003年3月

「西彼の小島の炭鉱跡を訪ねる」 〜 長崎県高島町高島,外海町池島 2003年3月

「竹籔に埋もれた修験所縁の村」 〜 和歌山県打田町今畑 2003年8月

「緑に沈んだダム建設予定地」 〜 滋賀県余呉町半明,針川,尾羽梨,鷲見,田戸,奥川並,小原 2003年8月

「上手な廃村の廻り方 教えます」 〜 和歌山県中辺路町兵生,大塔村西大谷,九川,長瀬,木守 etc. 2003年10月

「上手な廃村の探し方 教えます」 〜 和歌山県古座川町樫山,那智勝浦町高野,熊野川町畝畑 etc. 2003年10月

「関門海峡を見守る灯台と信号所の廃墟」 〜 山口県下関市六連島 2003年11月

「全国で3校残った冬季分校を訪ねる旅」 〜 山形県最上町野頭・上鵜杉,新庄市二枚橋 etc. 2004年1月

「本州唯一のへき地5級校を訪ねる旅」 〜 青森県佐井村牛滝,岩手県川井村タイマグラ 2004年1月

「三度目の正直! 石鎚山の麓の廃村」 〜 愛媛県西条市今宮,小松町旧石鎚村虎杖,土居,中村 2004年5月

「棚田を見守る二宮金次郎像」 〜 愛媛県西条市(旧加茂村)千町,吉居 2004年5月

「信濃路の旅籠町の廃村へ行く」 〜 長野県飯田市大平 2004年8月

「伊勢路の旅籠町の廃村を行く」 〜 三重県飯南町峠 2004年8月

「雛壇状石灰鉱山集落跡の謎に迫る」 〜 東京都奥多摩町倉沢 2004年9月

「黒潮の海に切り立つ無人島」 〜 東京都八丈町(八丈小島)旧宇津木村,旧鳥打村 2004年9月

「村人が去り,城がそびえるダム建設最前線」 〜 岐阜県藤橋村親,鶴見,東杉原,旧徳山村本郷 2004年10月

「福井 奥越・災害に消えた旧行政村 平成16年秋」 〜 福井県大野市旧西谷村 2004年10月

「村人が戻り,電気が通ったダム湖のほとり」 〜 福井県和泉村旧上穴馬村池ヶ島,荷暮 2004年10月

「ゴールの小中学校跡は県道の終点」 〜 岐阜県山県市(旧美山町)椿,今島,伊往戸,仲越etc. 2004年10月

「古典的廃村への雪中トレッキング」 〜 京都府京都市左京区広河原菅原 2005年1月


「廃村と過疎の風景(2)」まとめ(前篇)〜 山形県新庄市二枚橋・秋田県大館市合津 〜 2005年2月

「廃村と過疎の風景(2)」まとめ(中篇)〜 長崎県小値賀町野崎島・長崎市池島・高島・端島 〜 2005年3月

「廃村と過疎の風景(2)」まとめ(後篇)〜 京都府京都市右京区(旧京北町)八丁 〜 2005年4月



北海道
美唄市東美唄(Higashi-bibai)上川管内上富良野町静修開拓(Seishuu-kaitaku)

東北
秋田県鹿角市老沢(Oisawa),大館市合津(Kattsu),山本郡藤里町名不知(Nashirazu)

関東
栃木県下都賀郡藤岡町旧谷中村(Kyu-yanaka mura),那須郡塩原町塩ノ湯事業所(Shionoyu-jigyousho)
埼玉県秩父市細久保(Hosokubo),山掴(Yamatsukami),寄国土(Yusukudo),冠岩(Kanmuriiwa),栗山(Kuriyama),岳(Take),巣郷(Sugou),茶平(Chadaira),有坂(Arisaka)
東京都西多摩郡奥多摩町越沢(Koizawa),天目指(Amamezasu),峰(Mine)倉沢(Kurasawa)八丈支庁八丈町宇津木(Utsuki),鳥打(Toriuchi)

甲信越・東海・北陸
長野県飯田市大平(Oodaira)
静岡県周智郡春野町小俣京丸(Omata-kyoumaru)
岐阜県揖斐郡藤橋村親(Oya),鶴見(Tsurumi),東杉原(Higashisugihara),上開田(Kami-Kaiden),徳山本郷(Tokuyama-Hongou)本巣郡根尾村黒津(Kurodu)山県郡美山町椿(Tsubaki),今島(Konjima),万所(Mandokoro),三尾(Mio),仲越(Nakagoshi)
三重県飯南郡飯南町峠(Touge)
福井県大野郡和泉村東市布(Higashi-Ichinuno),上半原(Kami-Hanbara),下半原,箱ヶ瀬(Hakogase),大谷(Ootani),野尻(Nojiri),影路(Kagero),長野(Nagano),鷲(Washi),池ヶ島(Ikegashima),荷暮(Nigure),持穴(Mochiana),米俵(Tomedouro),下伊勢(Shimo-Ise),大野市下若生子(Shimo-Wakago),上若生子,下笹又(Shimo-Sasamata),上笹又,中島(Nakajima)

関西
滋賀県犬上郡多賀町杉(Sugi),保月(Houduki),五僧(Gosou),霊仙今畑(Ryouzen-imahata),後谷 (Ushirodani)伊香郡余呉町半明(Hanmyou),針川(Harikawa),尾羽梨(Obanashi),鷲見(Washimi),田戸(Tado),奥川並(Okukounami),小原(Ohara)
京都府北桑田郡京北町八丁(Hacchou)中郡大宮町内山(Uchiyama),宮津市駒倉(Komakura),竹野郡弥栄町味土野(Midono),吉津(Yoshidu)川久保(Kawakubo),丹後町一段(Ichinodan),力石(Chikaraishi),大石(Ooishi),神主(Kounushi),小脇(kowaki)三山(Miyama),与謝郡伊根町足谷(Ashitani),吉谷(Kittani),福之内(Fukunouchi),田坪(Tatsubo)
和歌山県那賀郡打田町今畑(Imahata)西牟婁郡中辺路町兵生(Hyouzei),大塔村西大谷(Nishi-Ootani),平(Taira),九川(Kugawa),長瀬(Nagase),東伏菟野(Higashifudono),原(Hara)東牟婁郡古座川町樫山(Kashiyama),那智勝浦町奥中野川(Okunakanogawa),直柱(Hitahashira),高野(Takano),熊野川町畝畑(Unehata)

中国・四国
山口県佐波郡徳地町山ノ奥(Yamanooku),中河内(Nakagawachi),中屋敷(Nakayashiki),大月(Ootsuki)
愛媛県西条市今宮(Imamiya)吉居(Yoshii)周桑郡小松町虎杖(Itaduri),土居(Doi),中村(Nakamura)

九州・沖縄
長崎県大村市箕島(Mishima),西彼杵郡高島町端島(Hashima),北松浦郡小値賀町舟森(Funamori), 南松浦郡奈留町小田(Oda)
沖縄県名護市羽地大川(Hanedi-ookawa)


平成15年9月,偶然 日比谷図書館で民俗学者 宮本常一(1907〜1981)の著作集「ふるさとの生活」(未来社刊,初出は昭和25年)の中に「滅びた村」という著作を見つけました。共感するものがあるので,少々おこがましいのですが,まとめの部分の文を引用したいと思います。


 「私がほろびた村のことを知りたがるのは,人々がどのようにして生きて来たか,またかわらないように見えている村もどんどんかわっていること,その村のくらしがどのようにかわって来たかを知りたいためですが,おなじように,こんどは私たちのくらしの中にある古いものもさがしあてて見たいのです。」

 「歴史は書かれている書物の中だけにあるのではなく,このような,ほろびた村のあとにも,また私たちのくらしの中にもひそんでいます。そして,そういうものがあきらかになってこそ,日本人はほんとにどんな生き方をしてきたかが,あきらかになると思います。」





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