<お馬鹿企画・キス講座> ☆☆☆お馬鹿企画・キス講座(1/3)☆☆☆ カリン「今月は、どこかでは愛の告白の月だとかいう事で特別企画、キスの仕方講座です、ボス」 セイネリア「あぁ」 カリン「嬉しそうですね、ボス」 セイネリア「まぁな」 シーグル「……なんで俺がここにいるんだ?」 セイネリア「気にするな、お前は実演用助手だ」 シーグル「待て、何をさせる気だっ、俺は帰るぞっ」 セイネリア、シーグルをがっしりと捕まえる。 セイネリア「シーグル、これは上(筆者)から命じられたお前の仕事だ、逃げられないぞ」 シーグル「くそ、なら……」 セイネリア「噛む事も出来ない。そういう事で話がついている」 カリン「ボス、本当に嬉しそうですね」 セイネリア「では、早速いこう。まずは、バードキス。口をすぼめて軽く触れるやつだな」 セイネリア、シーグルの前髪を上げて額にキス。 シーグル「(額を手で押さえて)……お前からこういうのは……なんだか裏がありそうで不気味だな……って、おいっ、やめろっ」 セイネリア、そのままシーグルを押さえつけると、シーグルのあちこちにキスをしまくる。 カリン「ちなみに、フランツ・グリルパルツァーの『接吻』という詩によれば、キスする場所については、『手なら尊敬のキス。額なら友情のキス。頬なら厚意のキス。唇なら愛情のキス。掌なら懇願のキス。腕と首なら欲望のキス』らしいですが……」 カリン、セイネリアとシーグルを見る。 セイネリアは、逃げようとしているシーグルを押さえ込んで、顔中心にあちこちにキスをしている。 カリン「ちなみに先ほどの詩によれば、その他は狂気の沙汰、らしいですが……まぁ、ボスの場合仕方ありませんね」 ☆☆☆お馬鹿企画・キス講座(2/3)☆☆☆ カリン「気を取り直して次に行きましょう」 セイネリア「そうだな」 シーグル「直せるかっ、俺は帰るっ、離せっ」 シーグル、服とか髪とかちょっと乱れている。 セイネリア「次はプレッシャーキスだ。唇は閉じたまま押し付けあうだけのキスだな……シーグル、いくら唇は閉じてていいといっても、そんなにきつく閉じなくてもいいんだが」 シーグル「……」 セイネリア、シーグルの両肩を持って引き寄せると唇を押し付ける。 シーグル「ン、ンンッ、ンンンンン、ンンンンンンッ(おいっ、体まで押し付けるなっ)」 セイネリア「煩い。少し黙ってろ」 セイネリア、シーグルの足の間に自分の足を入れて開かせようとする。 シーグル「ンンッ、ンンンンンンンッ、ンンンンンンンンッ(おい、キスじゃないのか、キスだけの筈だっ)」 カリン「……。ちなみにこのキスはいわゆる初めてのキスによくありがちだそうですが……ボスのは何か違うキスになってる気がします。そこまでやるなら、ディープキスになってない方が不自然です」 セイネリア「まぁな」 やっと離してもらえたシーグルは、唇を押さえながら出来るだけセイネリアから離れて睨んでいる。 シーグル「もういいっ、帰るっ、ここから出せっ」 セイネリア「そう騒ぐな、後1回、まとめてやってから帰してやる」 セイネリア、シーグルを見てにやりと笑みを浮かべる。 シーグル、嫌な予感に顔を引き攣らせる。 カリン「では次からはディープキスの方に入ります」 逃げようとしたシーグルをセイネリアががっちりと捕まえて壁に押し付ける。 シーグル「嫌だっ、離せっ、離せーーーーっ」 ☆☆☆お馬鹿企画・キス講座(3/3)☆☆☆ カリン「最初はカクテルキス。一般的なディープキスですね。舌を絡ませたり吸ったりするキスです」 シーグル「ンンーーッ」 セイネリア、キスからシーグルの顔を押さえて思い切り口の中に舌を入れて絡めだす。 カリン「これで、歯や鼻がぶつからないように、顔を横に倒して隙間なく唇を密着させるのがクロスキスになります。……って、もうやってますね、ボス、さすがです」 セイネリア、顔を横に倒して、唇全体でシーグルの唇を吸うように何度も合わせ直して唇を密着させている。 シーグル「ン……ンンッ……」 カリン「次がオブラートキス、相手の舌を舌で包み込みます」 シーグル「ンン……ン……ぁ」 カリン「その次が、スロートキス。今度は相手の舌を吸うキスですね」 シーグル「ン……ぅ……」 ちゅ、という音までさせて舌を吸い込むセイネリア。 更にセイネリアは、今言った種類をまた最初からやり直し出す。やり直す度に激しさを増していき、次第にシーグルの抵抗はなくなっていく。 カリン「相手の舌と自分の舌を入れ合うインサートキスや、舌を重ねてリズミカルに互いに入れ合うリズムキスは……シーグル様相手じゃ出来ないですね」 セイネリアはまだキスをしている。 シーグルは殆ど抵抗できていない。 それを見ていたカリンは、少し考える。 カリン「……では、キス講座はこの辺りで終了させていただきます。私は退出いたしますので、後はごゆっくりお楽しみください、ボス」 −−−−−−その後−−−−−−− カリン「キスといえばボス、あれだけシーグル様との時はキス魔になるボスが、ラストのHシーンではキスしようとしませんでしたね。あの状態なら、命令すれば向こうからキスさせる事も出来たのでは?」 言われたセイネリアは、少しだけ苦しそうに自嘲の笑みを浮かべる。 セイネリア「流石に俺でも、キスまでしたら心をあいつに隠し切れる自信がなかったからな」 --------------------------------------------- これUPしてたのが本編ラストのエロが終った辺りです。ので、カリンさんが言ってるラストのHシーンは、あの最後の俺様Hですね。 てかセイネリアは、シーグル相手だとやたらとHの時にキスしまくる、という設定があります(笑) |