北海道オフロードTouring'92 千秋楽




8/24/1992 帰宅の日


# 33 帰宅,そして出勤・・・(^_^;)

9年ぶりの寝台列車はまずまずよく寝ることができて,目が醒めたのは宇都宮でした。
しっかり東北は通過したわけですね(^_^;)
その後,大宮までの1時間ほどは,まだまだ眠いんで,ずっとベッドでだらだらしていました(^_^;)
朝6時半の大宮というと,京浜東北線の水色の電車なんかはすっかり通勤の風情で, スウェットで横になりながら同じ線路を走るというのも面白いものです(^_^;)

浦和を通過したあたりから荷作りをして,上野には6時58分と定刻通り到着。
多摩さんは板橋の図書館勤務で, “暇があったら遊びにきて下さい”ということなので, 一度行ってみるのも面白いかも知れません(^_^;)
上野駅の長いホームをバイクを押して歩くのはなかなか辛いものがありました。
しかし, オフの250 に大した荷物でもないので, 回りから見たら気楽なものです。 多摩さんなんかたいへんそうでしたから, “かわってやってもいいなあ・・・”とか思いながらも, 余計なお世話かな?と, 多摩さんに“たいへんですねっ”って声をかけたのが,この旅最後の会話でした。

上野は動物園のほうに出たのが7時26分。
バイクを道の脇にとめて,わいわいしてるライダーの集団は全く北海道の空気なんですが, 出勤の時間もあって,
“旅の余韻なんか楽しんでいる場合ではない!”と, 不忍通りを目白方向に大急ぎで走って, 高田馬場の宿に着いたのが, 驚くことに7時41分!!
いやー, たった15分で旅行モードは日常に戻ってしまったのでした。
思いのほかの余裕に, 荷物を降ろしたあと, 通りの突きあたりのパン屋さんまで走って, パンと牛乳を買って, 普段通りに朝食を取って, パソ通やって(^_^;), 8時25分と, 普段より少し早い時間に部屋を出て, 地下鉄に乗って, 8時46分には出社していたのでした。
いやー, これだけめまぐるしい1時間20分はそんなに経験できないことでしょう(^_^;)
当日の仕事は, 午前中はいいノリだったんですが, さすがに午後は疲れが出て, 5時に なったときは,心底ホッとしたような気がします(^_^;)
(しかし,何で日常の出来事というのは,なかなか記憶に残らないんだろう?)

・・・というわけで,出発と同じく,今いち終わりという感じのしない幕切れでした(^_^;)
思えば私の場合,東京というのも, 都心の日常を味わうために旅に出てきているようなところもあって, 「旅心」なんてものは,じっくり見ていれば日常にいっぱい存在するものなので, これから無制限に続く東京旅行を,とっぷり堪能する気にさせてくれた という意味でも,たいへん実のある「北海道ツーリング」なのでした(^_^;)



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