邦楽ライヴレヴュー(1)
# 1 「世紀末ポップ伝道者伝説 Vol.4」 ベイカリー(日比野信午),中司雅美,桑村達人
(11/14/'97,秋葉原「Club Goodman」)
いわゆるインディーズのライヴには,ジャズを除くと,足を運ぶのは5年ぶりくらいだと思います。
東京では2回目かな?
中司さん,桑村さんは,インディーズのアーティストで,日比野信午さんは,Paris Blueというユニットで
メジャーデビューしているのですが,今日は別のユニットで,雰囲気はインディーズです。
「Club Goodman」は,秋葉原昭和通り口に近い満席で150人くらいの小さなライヴハウス,チケットは
前売り2200円・・・と,決してあなどってはいけない。
日本のポップスもすっかり熟したことがよくわかるライヴでした(^_^;)
各アーティストについて,短いコメント。
ベイカリー(日比野信午さん)は,金髪のノリのよい兄ちゃんという感じ(ポルナレフよりは,
70's初期のエルトンジョンを彷彿させましたが(^_^;))。
70'sっぽい雰囲気がとてもよかったです。
中司雅美さんは,加藤いづみちゃんと仲良しということから,名前だけはなじみが深かったべたな大阪弁が
可愛い女性アーティスト。
ピアノの弾き語り4曲だけだったわけですが,とても心地よい気分にさせてくれました(^_^;)
桑村達人さんは,アルバム「M.O.R.」を発売したばかりの,今日のメインという感じのたくましそうな
おじさん。稲垣潤一の「Shine On Me」あたりは,一応耳なじみもあるところです。
ライヴのほうは,ブラス三連奏やらオルガンやらを含めたとても迫力のあるもので,
ジャズライブのアドリブ的なのりを感じました。
実力のあるアーティストが,自分の好きな音楽をのびのびとマイペースに演奏したという感じなのかな?
久々に「音楽っていいなあ」と思う新たな展開でした(^_^;)
この手の質のよいポップスのライヴに,気軽に行けるというのは,東京だからなのかな?
とにかくとても嬉しいことです(^_^;)
8月に行った,NYのグリニッジヴィレッジのライヴハウスを彷彿しました。
あずさん,お誘いありがとうございました。
(C) HEYANEKO 11/15/'97
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