沖縄・八重山Tour Again その2
米軍基地のある風景
4/24〜27/1998 米軍基地のある風景
[4/24 ・・・ 那覇 → コザ → 残波岬 → 石川 → 浜比嘉島 → 那覇(快晴)【泊】]
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# 2-8
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4/24(沖縄2日目)はよい天気ということもあって,50ccのスクーターを借りで,本島中部を回ってみようと
なりました。天気がよいといっても,時折スコールがあって,その辺りは亜熱帯なのですが・・・(^_^;)
本島中部となったのは,「コバルト荘」に連泊することを早々決めて,日帰りで行くには距離的に手頃な
ことと,中部に米軍基地が集中していることからなのでした。
手頃なレンタルバイク屋さんは波の上にあり,宿からは遠かったのですが,一日3,200円ということで,
リーゾナブルです(でも,探すのに苦労したことを考えると,あまり需要はないのかも・・・)
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# 2-9
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波の上の海岸道路を北上して,浦添に入ったあたりであったのがキャンプ・キンザー。
海岸沿いにへばりついていて偉そうで,確かに金網を一枚隔てたらそこは外国という感じです。
今回,足を運ぶ予定は,宜野湾(Ginowan)の普天間(Futenma)基地,コザの嘉手納(Kadena)基地,
読谷(Yomitan)の楚辺(Sobe)通信所というところです。
キャンプ・キンザーの門のところで写真を撮ろうとすると,くしくも電池が切れて,那覇の国際通りの
ベスト電器まで戻ってしまったのは,今から思えばお愛敬です(^_^;)
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# 2-10
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普天間基地は,宜野湾市の真ん中にでんと構えていて,例の移転問題でクローズアップされているわけですが,地元には
「早期移転を望む!」の類の看板があるわけではなく,緊張感はありません。
ただ,時折頭の上を通り過ぎる飛行機の爆音はすごいものがありますが・・・
宜野湾市街のお店できいたところでは,「基地は必要」という声が根強いようで,つまり基地関係で仕事をしている
人の数はすごい数になるというわけですね。戦後も50年を越えるわけで,
たとえば宜野湾市と普天間基地といえば,本土から見るよりはるかに強いつながりがあるようです。
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# 2-11
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R.58沿いの米軍関係の中古家具屋さんを見ながらさらに北上し,昼は,コザの中央パークアベニューを
そぞろ歩いて,「チャーリー多幸寿」というタコスの老舗のお店に入りました。
コザ(胡屋(Goya))は,嘉手納基地の門前町ということで,輸入文化の匂いもレストランやバー,
土産物屋,雑貨屋に残っていましたが,真昼ということもあってか,あまり外国人の姿は多くはありませんでした。
嘉手納基地が,沖縄の基地の中ではいちばんのスケールなのかな? コザから海沿いの嘉手納に向かうまでの
道は,右も左もフェンスで囲まれていました。
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# 2-12
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嘉手納からさらに北上し,「象のオリ」で有名な楚辺通信所のある読谷村あたりまでくると,とうきび畑などもあり,
ちょっとのどかな感じになります。
この頃には,基地の入口には神社の鴨居ようなマークがあって,信号があるような交差点でも基地の中には
入れないというパターンにも慣れてきました。
楚辺通信所は,実際に見るとかなり遠くからでも確認できるほど規模が大きく,入口にはしっかり守衛が
構えていて,ちょろちょろしてるとどやされそうな雰囲気がありました(^_^;)
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# 2-13
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読谷村には,残波(Zanpa)岬という景勝地があり,この辺りはリゾートホテルもたくさん建っていて,
これまでの基地の風景とはまったく違うものになりますが,特に違和感はありませんでした。
思えば,沖縄にはいろんな人が来て,沖縄からもいろんなところに移民に行くという土地柄,
いろんなものを受け入れて,消化するということにおいては長けているような気がします。
残波岬の東シナ海はきれいだったものの,どこまでいっても八重山の海にはかなう感じではなく,
この時点で,本島は4泊にして(4/30に取った那覇−石垣の飛行機早割はキャンセルして),フェリー1泊,八重山9泊というスケジュールが決まったのでした。
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# 2-14
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その後,バイクはリゾート地として有名な恩納(Onna)村をかすめて,これを北限として太平洋側の石川市に
抜けて,与勝半島,海中道路,最近橋ができたばかりの浜比嘉(Hamahiga)島と走って,
勝連(Katsuren)城跡で太平洋を見下ろした後,与那原(Yonabaru)町から那覇に戻ったのでした。
太平洋側は東シナ海側に比べて基地は少なく,活気もないような感じがしました。
バイクを借りたのが波の上ということもあって,夕食は老舗の「ジャーキーステーキハウス」へ。
1,600円にしてボリューム満点のステーキに満足して,夜の国際通りへ向かって歩き出したのでした。
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