沖縄・八重山Tour'97 その4 与那国島






5/ 7/1997 成り行きまかせな与那国の一日(^_^;)

[与那国(晴時々曇)]

# 1-27
朝は8時頃から。宿のすぐ近くの漁港では競りがあって,カジキマグロを見に出かけるが,
すでに遅い時間ということでブロックになっていた。
ほどなく鈴木さんがバイクで追いついてきて,さらにバイクに乗った女性がやってくる。
彼女(清水さん)は昨日比川で鈴木さんと会って馴染みになったという,相模原に住む公務員さん。
清水さんは今日は与那国馬に乗るそうな。

# 1-28
鈴木さんと清水さんは租納のほうに走っていって,私は歩いて行ける久部良バリという,
口減らしに妊婦を飛ばせたという恐い歴史のある岩の割れ目を見に行く。
柵がないのですぐそばまで行くが,ちょっとあんなところは飛べそうにはない。
まわりにはヤギが放牧されていて,海岸の岩肌にへばりついている姿はとても絵になっている。
ただ,製塩工場の跡がちょっと不気味。


# 1-29
空港に向かう鈴木さんを宿の前で見送って,バイクを引継ぎで借りて,まずは与那国馬の牧場へ。
牧場に着いたら,ちょうど清水さんがトラックを馬に乗って回っているところだった。
「彼も乗る?」と,牧場主の方(まーくん)に軽く声をかけてもらったので,勢い乗馬を初体験(^_^;)
手綱や足で制動する感じは,何かオフロードバイクのような感じで,なかなか快適(^_^)
馬は風子(Fuuko)と言うそうだ。

# 1-30
昼は租納に行き,沖縄そばを食べる。中華そばをさるそばにした感じ。
やっぱりカツオの刺身が付いている。
バイクということで,東崎から西崎まで走り回る。あちこちに謎の2つ並んだカゴが吊ってある。
与那国は景色はよいけれど起伏が激しく,かなりの広さがあるので,バイクがちょうどいい感じ。
因みに人口は1800人ほど,面積28.5平方km,周囲は27.5km。

# 1-31
牧場に戻って,地元の小学生の女の子の乗馬教室の様子など見ながらぼんやり過ごす。
キョンタという馬がやんちゃ者で,2度ほど落馬があった。
清水さんは与那国は4日目で,「明日はどうしようかな?」というノリ。
一緒に居た埼玉から島に住民票を移したという男女2人組が「私のお店で働かない?」と,
清水さんにスカウト活動を始める(^_^;) かなりマジなので,ちょっとアセる。

# 1-32
まーくんの乗馬教室は,エサをあげたり,トラックを手綱を引いて歩いたり,毛並みを整えたりと,
ひと通りの馬の世話も一緒になっていて,観光って感じがほとんどない。
最後には,子供たちのお母さんが迎えに来て,お茶をしながら子供たちが日記を書いたり,
私や清水さんが感想を言ったりして,自然教室のようだった。
乗馬の料金は15分ほどで1000円。

# 1-33
宿に戻り,食事を取るが長屋さんはいない。静かと思えば宿泊は3名ほどらしい。
日が暮れて8時少し過ぎ,缶ビールを買いに外に出ると,「おーい!」と声がしてなぜか清水さん登場。
キャンプをするときいていたが,久部良の浜とは思わなかったので驚く(^_^;)
彼女も缶ビールを買って,波の音をサカナにして,軽いアルコールモードとなる。
清水さんは野生のモンキーバナナを見つけて食べたそうな(^_^;)

# 1-34
1時間ほどして,まーくんが現れる。テントはまーくんが無償で貸したものというのも納得(^_^;)
「ヤシガニを見に行こう!」と,夜の与那国のドライヴへ。お邪魔虫の私は早々退散(^_^;)
謎のカゴは,ウリミバエという害虫が台湾からこないように不妊虫のサナギを仕掛けているとか,
与那国のスナックは,内地(本州方面)からかわいい女性が来たら流行るとか,ローカルな情報をきく。
何でも今は,ホテル「入船」に付いたスナックがよいそうな(^_^;)

# 1-35
宿に戻れば,ちょうどタイミングよく長屋さんとばったり会う。
長屋さんは漁師の人の家で一杯呼ばれていたらしい。
昨日に引き続き,松方邸前のスナックでカラオケに走る。
最果てのスナックで,徳永英明なんか歌っていると,妙にその世界に入り込んでしまう(^_^;)
結局昨夜入れた泡盛のボトルは綺麗に空けて,千鳥足で宿に戻ることになる。






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