WEB拍手お礼シリーズ20 <セイネリアへ質問編> ☆☆特別企画・セイネリアさんに質問☆☆ (1/3)※ランダム表示 ※本編とは関係ない、お遊び企画です。本編と切り離してお楽しみください。 ウィア「えー、続編開始という事で、やっとシーグルと会えてご満悦状態のセイネリアなら何聞いても話してくれるんじゃねって事で、特別企画ー」 カリン「それでもウチの傭兵団の者達は、後が怖い、という事なので、質問者は主にシーグル様の身内関係者になっています」 セイネリア「確かに今なら大抵の事には答えてやってもいい(腕を組んで上機嫌で座っている)」 ウィア「って事で、質問どーぞっ…………って誰も質問しねーのかよ。えー、んじゃまずシーグルっ、何か聞く事ないかー?」 シーグル「別に……(セイネリアが妙に嬉しそうにこっちを見てるので思わず目を逸らして)なら、どうしていつも黒い格好をしてるんだ」 セイネリア「あぁ、それは単に、黒い服だと返り血がついても目立たないからだな。後はまぁ、見た目ではったりが効くというのもある」 一同、微妙な顔をして黙る。 ウィア「えーと、なんか物騒といえば物騒だけど、凄い普通に実用的な意味があってネタに出来ないというか……反応に困る答えで……まぁあれだ、正直、司会としてはつっこめなくてつまんねぇ。うん、次いこう次、じゃ次フェズ〜何かないか〜?」 フェゼント「え? 私ですか、私はその、その方とはあまり関わりがないですし……」 代わりに横にいたラークが手を上げる。 ラーク「それじゃにーさんのかわりに俺がー、なんで髪の毛長くしてるんですかー?」 ウィア「おぉ、そだそだ。願掛けしてるとかあんのかー?」 セイネリア「別に意味はないな。この方が邪魔にならないからだ」 ラーク「? ……長いと邪魔なんじゃ?」 セイネリア「短い方が、少しでも伸びてくると邪魔で放置してられないだろ。髪なんぞにいちいち構ってられるか、この方が手間がかからん」 ウィア「(頭を軽く振って自分のポニーテールを揺らしてみる)……まぁ、確かに適度な長さあって結んだ方が楽っていうのは分かるけどさ」 シーグルoO○(こいつ、実はただの不精なんじゃ……) セイネリア「実用的な意味もない訳じゃない。いざという時には切って綱代わりにも出来る」 ウィア「おー、なるほどー。(フェゼントに向き直る)……あ、そだ、なぁなぁフェズ、フェズはどうして髪のばしてるんだー?」 フェゼント「私はその……ラークが切るなと……」 ラーク、頬を膨らませる。 ラーク「だってー……勿体ないじゃないかー。にーさんの髪綺麗なのに」 シーグル「俺も、兄さんの髪は好きだ、綺麗だと思う」 ウィア「あ、俺も俺もーーー!!!」 フェゼントは皆に囲まれて照れて赤くなっている。カリンは彼らを見た後で、ちらとセイネリアの顔を見た。 カリンoO○(ボス……今少しイラっとしましたね) ☆☆特別企画・セイネリアさんに質問☆☆ (2/3)※ランダム表示 ウィア「では次、質問ある人〜ってぇないかぁ……んじゃやっぱまたシーグル、何かないのか?」 シーグル「なんで俺ばかりが」 ウィア「いやほら、ここにいるメンツ的にお前が一番聞きたい事あるだろうし、そもそもお前の質問だとセイネリアも嬉しそうだし」 シーグルがちらとセイネリアを見ると、嬉しそうに見つめてくる瞳と目が合う。それに反射的に目を逸らしてから、気まずそうにぼそりと言うシーグル。 シーグル「なら……その、お前は、俺の体の匂いが……少し、普通と違う、というのを、知ってた、のか?」 セイネリア、嬉しそうに口元を綻ばせる。 セイネリア「勿論、俺が気づいてない訳ないだろ」 シーグル「そうか……やはり気づいてたのか」 瞳を細めて見つめてくるセイネリアの顔を、困ったように見つめ返すシーグル。だがそこで、割り込むようにウィアがシーグルに迫ってくる。 ウィア「えー、何何、シーグルってそんな変わった匂いがするのか?」 シーグル「いやその……隊の者達が、俺は少し、甘い匂いがする、と」 ウィア「えーー、何だよそれ、うわー、嗅がせてくれよー」 ウィア、シーグル向かって鼻でくんくん嗅いでみるが、匂わなくて顔を顰めるしかない。 ウィア「うーん、分かんないなぁ」 セイネリア「(少しだけ機嫌悪そう)いくらなんでも、鎧の上から嗅いで分かるような匂いなら、嗅がなくても近くにいるだけで分かるだろ。耳元とか首筋とか、匂いが篭りそうな肌が出ている場所を嗅いでやっとわかる程度だ」 ウィア「そうなのかー、なーシーグル、嗅ーがせーろよー」 シーグルにとびかかってみたウィアだったが、あっさりとかわされる。だが、そこでウィアがこっそり合図を送ると、シーグルは後ろから押さえつけられてしまった。 シーグル「に、兄さん?!」 フェゼント「(シーグルを後ろから押さえながら)すいませんシーグル。でもここで逃げると後々までウィアはしつこく騒ぐと思いますので、ここはいっそ諦めた方がいいと思います」 ウィア「ふっふっふ、やっぱシーグルって、フェズの気配には全然警戒してないのなー。しかもフェズより力あっても、無理矢理振り払ったりもしないよなー。んー、いー弟だなぁ」 シーグル「(図星なので顔を顰めてからため息)……分かったから、さっさと嗅ぐなら嗅いでくれ」 ウィア「どれどれー。ふむふむ……」 体が引けながらも、黙って目を閉じてされるがままになっているシーグル。ウィアはシーグルの耳元に鼻を近づけて匂いを嗅ぐ。 ウィア「おー、成程、確かにかるーーく、甘いような香水ぽい匂いがするなぁ」 シーグル「気が済んだなら、もういい……か」 シーグルが言うと同時に、ウィアがシーグルの首筋をペロリと一舐め。 シーグル「ッ……ウィアッ」 さすがにフェゼントももういいかと手を離せば、シーグルは顔を真っ赤にして首筋を押さえた。 ウィア「うっわ、反応がかーわいいなぁシーグル」 シーグル「か、か、かっわ、いい……て」 ウィア「んー、義兄さんとして、たまには可愛い弟とのスキンシップもいいかなっとぉー」 フェゼント「シーグル、すいません。ウィアはちょっと調子に乗りすぎてるだけですから」 シーグルは大人しくフェゼントの言う事を聞いて黙るが、恨みがましくウィアを見つめている。そんなシーグルを、セイネリアは更に面白くなさそうな顔で見ていた。 カリンoO○(ボス……今またかなりイラっとしましたね) ☆☆特別企画・セイネリアさんに質問☆☆ (3/3)※ランダム表示 ウィア「んじゃまた次のしつもーんだけど……あ、そだ。はいはいっ、俺も前から疑問があったんだー。セイネリアはさー、ヤってる最中に、シーグルのを口で銜えてやらないのな、なんでだ? まさか口でやるなんてプライドが許さない、とか?」 シーグル、思わず固まる。 セイネリア「まさか。他の奴なら話は別だが、シーグルを感じさせる為なら何でもしてやるぞ。そもそも最初の時は、後ろを舐めてやってるしな」 シーグル、一気に顔が赤くなる。 ウィア「だよなー、あんただったらさー、そりゃーもう愛しいシーグルのアレをじっくりねっとり嬉しそうに銜えてやると思ったからそれが不思議でさー」 無言のまま、赤い顔でぶるぶる震えているシーグルをちらと見て、セイネリアは僅かに笑みをうかべる。 セイネリア「そうだな。それはもう、シーグルの(ピー)だったら、根本から先端までじっくり(ピー)して、たっぷり(ピー)して、何度も(ピー)して味わってやりたいんだが……」 ウィア「おー、さすがのヘンタイぶりだぜ、台詞の殆どが大人の事情で聞き取れねぇ!」 兄弟二人に気の毒そうに見られながら、シーグルは震えたまま下を向いている。 セイネリア「だが、その最中の顔が見られないのはつまらんだろ」 ウィア「あー……(納得の声)」 セイネリア「折角シーグルがイイ顔で鳴いても、悔しそうに耐えようとしていても、その顔が見れないんじゃあまりにも俺が面白くない。仕方ないから、手で触ってやるしかない訳だ」 セイネリア、少し不本意そう。ウィアは何故かうんうんと頷いている。 シーグル「ならっ……。そんっなに、俺の顔を見たいなら、何故、暇さえあればキスしてくるんだ、キス中は顔が見えないんじゃないのか?!」 睨み付けてくるシーグルを見て、セイネリアはあっさりと答えた。 セイネリア「あぁ、確かにそうだな……まぁ、キスするのはなんとなくだ」 シーグル「なんとなくとは何だっ、なんとなくでキスされまくってたまるかっ」 セイネリア「仕方ないだろ、お前の顔を見てるといつのまにか口づけてるんだ。届くところに顔があったら、俺も意識せず、気づくとお前の口を塞いでる」 ウィア「(頷きながら)うんうん、それ分かるなー。俺もフェズの顔見てたら、なんとなくキスしちゃってたりするし」 フェゼント「(ぽっと顔を赤くして)ウィア……」 ウィアとフェゼントが見つめ合って二人の世界に入ってる間に、シーグルは顔を真っ赤にして怒鳴った。 シーグル「するにしても限度があるっ、こっちは息が苦しくて仕方ないんだっ、いくら何でもしつこすぎるだろっ」 セイネリア、嬉しそうにシーグルを見ている。 セイネリア「……そうだな、あえて他に理由があるとすれば……お前は口を自由にしておいても、大人しく鳴かずに余計な事ばかり言い出すからな。まぁ、俺がお前のを口でしてやらないのは、お前にキスして文句を言われない為もあるんだ、キスくらいこちらの好きにさせろ」 ウィア「いやぁ、シーグル、愛されてるなっ。ってことで今回はここまで〜更にセイネリアの詳しい生い立ちとか知りたい人は、その内セイネリアの若い頃の話を別で書くらしいからチェックしてくれよな」 フェゼント「ウィア、最後にCMですか?」 ウィア「番組ラストはCMってのはお約束だろっ♪」 後日談: カリン「ボス、シーグル様にキスしまくるのは、本当に『なんとなく』ですか?」 セイネリア「まぁ、目が会うと気付けば口づけてる、というのは本当だが……確かに、ほかにも理由はあるな」 カリン「(くすくすと笑いながら)やはり……そうなんですね」 セイネリア「前は、最中にあいつに口づけると噛まれるから、キスするにはあいつの気を失わせる必要があったろ……」 カリン「そうでしたね」 セイネリア「どうやらな、そのせいで多分……あいつがキスを拒まない、という事が俺にとっては相当嬉しい事らしい。だから……何度も確かめたくなる、あいつが、俺を拒絶せずに受け入れているという事をな」 --------------------------------------------- 続編の開始記念企画だったかなー。 |