「廃村と過疎の風景」参考文献・ホームページ

「廃村と過疎の風景」参考文献・ホームページ

2001年11月まで炭鉱が稼動していた,長崎県外海町の池島です。




「廃村と過疎の風景」(初版)を冊子化して,気になるようになったのが記事の信憑性です。
2001年3月に大津市の滋賀民俗学会の菅沼晃次郎さん宅を訪ねて,「論集 三重の民俗」(三重大学出版会刊)という冊子の中の 「廃村茨川の歴史と伝承」という記事を紹介していただいたのですが,記事によると茨川の廃村の時期は昭和40年8月19日とのことで, 「昭和30年代のようです」という初版の記事は誤りであることが判明しました。
地名,集落の規模(人口),廃村の時期等については,地元の教育委員会に電話で照会するなどして最善はつくしたつもりなのですが,調査を深めていくことで新たに気がつくことはたくさんありました。

記事の信憑性の拠り所として,また今後の調査のため,Webでも「参考文献・ホームページ」をまとめました。
茨川の廃村時期のような誤りは修正しますが,国土庁→国土交通省のようなその後の名称変更は当時のままにしています。また,平成の大合併で自治体の合併が促進されて,市町村名は大幅に様変わりしました。
滋賀県多賀町旧脇ヶ畑村の村役場跡は2000年秋,私が訪ねて数ヶ月後に解体されました。また,長崎県小値賀町野崎島の岩坪さんは2001年11月に長崎市内に越されて,野崎は廃村となりましたが,現在「自然学塾村」は通年宿泊可能で,定期船も通っています(2010年12月)。
廃村や過疎集落をとりまく環境は,少しずつですが日々変化しています。


  書名・Web名 著者・管理者 出版社・URL 参照箇所
1 「崎山節のふるさと」 川平永美さん述,安渓遊地,貴子さん編 ひるぎ社(1990) (1)沖縄県西表島
2 「我が故郷アントゥリ」 山田武男さん著,安渓遊地,貴子さん編 ひるぎ社(1986) (1)沖縄県西表島
3 「西表炭鉱概史」 三木健さん ひるぎ社(1986) (1)沖縄県西表島
4 「秋田・消えた村の記録」 佐藤晃之輔さん 無明舎出版(1997) (2)(13)秋田県鹿角市・大館市etc.
5 「とほ(2000年度版)」   とほネットワーク旅人宿の会(2000) (2)秋田県鹿角市
(11)長崎県端島
6 「TOKYO旅倶楽部」 Satoshi Yamauchiさん (2003年頃消滅) (3)東京都奥多摩町
7 「青梅の周辺」 H.ITOHさん (2007年頃消滅) (3)東京都奥多摩町
8 「国土交通省ホームページ」 国土交通省 http://www.mlit.go.jp/ 全般
9 「廃屋の猫」 廃屋の猫さん http://www10.big.or.jp/~uguisu/ (5)埼玉県名栗村・秩父市
(8)奈良県野迫川村
10 「峠 秩父への道」 大久根茂さん さきたま出版会(1995) (5)埼玉県名栗村・秩父市
11 「徳山村写真全記録」 増山たづ子さん 影書房(1997) (6)岐阜県旧徳山村
12 「根尾村史」   岐阜県根尾村(1996) (6)岐阜県根尾村
13 「中日新聞ホームページ」 中日新聞社 http://www.chunichi.co.jp/ (7)福井県旧西谷村
14 「西谷村史」   福井県西谷村(1970) (7)福井県旧西谷村
15 「論集 三重の民俗」 三重民俗研究会編(筒井正さん) 三重大学出版会(2000) (9)滋賀県永源寺町
16 「永源寺町お楽しみ対決」 永源寺町観光協会   (9)滋賀県永源寺町
17 「寂静廃址」 h川口さん http://homepage2.nifty.com/hkawa/ (9)滋賀県多賀町
18 「自然の神秘・多賀新世の旅路」 多賀町観光協会   (9)滋賀県多賀町
19 「山人舎」 sanjinさん http://www.biwa.ne.jp/~sanjin/ (9)滋賀県多賀町
20 「SHIMADAS」   日本離島センター(1998) (10)長崎県野崎島・(11)端島etc.
21 「豊かな海と野生シカの島」 山下弘文さん 北斗出版(1992) (10)長崎県野崎島
22 「無人島が呼んでいる」 本木修次さん ハート出版(1999) (10)長崎県葛島・(11)端島
23 「軍艦島を世界遺産にする会」 doutokuさん(理事長) http://www.gunkanjima-wh.com/ (11)長崎県端島
24 「GON!(2000年6月号)」   ミリオン出版(2000) (11)長崎県端島
25 「別子はな街道」 NIB観光推進協議会   (12)愛媛県別子山村
26 「村の記録」 山村調査グループ編(代表橋本廣さん) 桂書房(1995) まとめ



「廃村と過疎の風景」ホーム