ここから先は:「隼」さんの物語です
誰かが表で喧嘩しているようだ。
かなり派手にものの壊れる音などする。
そのうちだんだん人が増えたらしく
騒ぎはもう誰がなにを主張するとかではなく
休み時間の小学校が遠くからでもそれと知れるような独特の
あの沢山の人の声のドワーっという振動と、
続けざまに柔らかいものがたたきつけられる怖いような音になって…
あ、おおぜい馬鹿笑いしてる。
こわくてこわくて固まっていた。
ガラス戸とカーテンなんて暴徒相手になんの備えにもならない。
突然ごく近く、すりガラスのすぐ向こうでどすん、と音がした。
うちの庭に何かが放り込まれてきた。
- それは、幻の・・・
(この分岐より先「きかかか」さんの物語です。)
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