ここから先は:「ビランシス(種蒔き型)」さんの物語です
僕は脱衣所の入り口のドアに耳を当てた。まずは様子見だ。
「ふんふふーん♪」
楽しそうな鼻歌がシャワーの隙間から聞こえる。だが。
「あいつさっきまで、こんな声だったっけ…?」
今まで男が無理をして出したような甲高い裏声で話していたムック星人(仮)は、なぜか女か子供のような自然な発音になっている。
恐る恐る脱衣所に忍び込むと、赤い毛の塊がぞんざいに脱ぎ捨てられている。
しかも、裏側には奇妙な機械が貼り付けてある。
「これは…変声機?」
そうか、そういうことかリリン。
意を決して僕は…
まだここまでです。誰か続きを書いて下さい
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