| アクティブ赤外線システムとパッシブ赤外線システムでは何が違うのですか? |
| アクティブ赤外線システムは、赤外線の送信機と赤外線の受信機の二つで構成されています。動物の通路を横切って、1方に送信機を、もう1方に受信機をセットします。この送信機と受信機は直径9.5mmの赤外線のビームで結ばれ、動物がこのビームを遮ると、イベント(動物の出現回数)として記録されます。更に、イベントとして記録されるには、指定した時間の間、ビームが遮られている必要があります。送信機と受信機は最大27mまで離すことができます。
例えば、送信機と受信機を地上1mにセットした時には、送信機と受信機の間を通る動物で、1mの高さの赤外線ビームを遮ることができる動物だけがカウントされます。またビームを横切る他の動物を無視する様な感度を持たせる事によって目的の動物だけをカウントする事が出来ます。
パッシブ赤外線システムは、1つのユニットで検知できます。動物の体温によって放射される赤外線とその動きが同時に存在したときに検知するよう設計されています。パッシブタイプは検知範囲内の、ほぼすべての動物の動きがイベントとして検知され、1分当たり一つのイベントとしてデータを記録します。このタイプでは兎と鹿の違いは分かりません。
|
| どのモニターを買ったら良いですか?
|
| どのモニターがご自分の使用目的に最も適しているかを決める上で、考慮すべき事は次の通りです。これを参考にして、ご使用の目的に応じて選択して下さい。
モニターする動物の種類と大きさ
アクティブ赤外線モニター(TM1000 と TM1500)は、すべての動物に使用できます。大きさを選定でき、モニターしたい動物だけを数えることができます。例えば、もし鹿を数えたいが七面鳥は数えたくないなら、また、反対に七面鳥を数えたいが鹿は数えたくないなら、アクティブ赤外線モニターは最も良い選択です。パッシブ赤外線モニター(TM500)は、動物の大きさを区別できませんし、すべての動物を同じように数えます。
モニターする範囲
TM700vパッシブ赤外線モニターとビデオカメラは、ある範囲を動く総てのものを記録します。もし、特定の範囲(踏み跡、擦り痕、餌等)をモニターするのであれば、検知範囲を特定できるアクティブ赤外線モニター(TM1000 と TM1500)が良い選択となります。もし、動物がどこにいるのか正確には分からないような広い開けた範囲をモニターするなら、パッシブ赤外線モニター((TM500) )は良い選択です。これは、熊や、豚や同様な習慣を持った動物には良い選択です。これはまた、何かがその範囲にいた時間の長さを知ることが出来ます。
狩りのタイプ
もしあなたが対象を限定しないハンターで、動物の動きあった時間や日付だけを知りたいのであれば、TM1000(カメラを加えられない)がその目的に適しています。もし特に対象の動物を限定したい場合には、<TM1500 とカメラを使用する事によって、必要な動物を選択できるようになります。TM500も又、カメラアクセサリーと共に使用出来ます。
調査のツール
カメラと組み合わせたTM1500は、動物検知装置として標準的なものです。野ネズミから象まであらゆる動物をモニターするため、世界中の生物学者の研究で使われています。また、ビデオカメラと組み合わせたTM700v は、ある範囲の総ての動物の活動を記録するので、最も完全なモニタリング能力を提供します。
費用
TM500を使用すれば、最も安上がりにモニター調査を始める事が出来ます。これはモニターする動物を特定することはできませんが、何かがいつその範囲にいるかを知らせるのに役立ちます。 TM1000は、最新のモニター装置ですが、アクセサリーと一緒には使えません。TM1500は、研究者やハンター用の最も進んだトレイルモニターです。TM700vはビデオカメラと一緒に使用できる研究者用のモニターです。
|
| 自分自身のカメラを使えませんか? |
| 多分使うことが出来ますが、弊社の改造済みカメラをお買いになることをお勧めします。弊社のエンジニアや調査の専門家が、この使い方でどのカメラが一番良く作動するか、多くのカメラをテストしました。弊社が提供するカメラは全天候型で、オートフォーカス、オート巻き上げ式です。写真に時間と日付を記録するデータバックを備え、トレイルマスターのシステムで作動するよう改造し、特製のコネクターを取り付けています。弊社の調査結果ではこの要求に合う他のカメラはありません。
|
| シャッター音は動物たちに影響を与えませんか? |
| このシステム使って、ある場所の同じ動物を撮った連続写真の中では、シャッターの影響のある行動は見られません。
|
|
夜、写真を写せますか?
|
| 夜の写真は、通常のデイライトフィルムと内蔵のフラッシュを使って写すことをお勧めします。トレイルマスターのカメラコントロールシステムは、動物たちの行動パターンをほとんど妨げないで、昼夜、写真を写せる特徴を持っています。なお、赤外線フィルターでフラッシュを覆い、赤外線フィルムを使うのも良い方法です。こうすれば、フラッシュによる影響なしで、夜、写真を写すことができます。
|
|
写真を1日中撮りたいわけではない場合、どうしたらよいですか?1本のフィルムを一度に写してしまわない方法がありますか?
|
|
トレイルマスターは、写真を一日24時間写すこともできますし、一つか二つの設定された時間帯で写すこともできます。また、設定した時間帯で赤外線ビームが切られる度に、一枚の写真を写すようにできますし、写真を写す間隔を6秒から98分の間にセットすることもできます。これにより、ビームが遮られたとしても、セットした時間間隔内なら、次の写真を写しません。ビームが切られる度にイベントは記録されますが、セット間隔内は写真を撮らないことになります。
|