ここから先は:「チュッパ」さんの物語です
今まで生まれてくるまでに走ったこと無いくらいのスピードで走った。
後ろから宇宙人が「待ってよう」とか云いながら追いかけてくる。
宇宙人との距離を確かめるため走りながら後ろを向いてみると、
今まで黄色くてまあ少しばかりかは愛嬌があった宇宙人の姿が
まるでバッタとイナゴが混ざったような生物になっていた。
背は僕よりある・・・・・。2mくらいだろうか?
色は・・・・黒のような茶色・・・・・・・。
声は今まで聞こえていた愛嬌のある声から
まるで血に飢えた野獣のような鳴声になっていた。
走るスピードも速い。これじゃ到底逃げられない!
だが奴と僕の間にはなんとか20mくらいの距離があった。
あれから二分くらい逃げ続けた。もう距離は5m弱になっていた。
目の前は行き止まり、ただ壁があるだけ。
今更考えても無駄なので無謀にも僕は壁に向かって走り出した。
すると、壁にぶつかる感覚が無い。何故だ?
周りを見回して見ると、見たことも無い世界が広がっていた。
そこに奴の姿は無かった。その代わりにそこには奴の仲間と思われる生物の
群れがあった・・・・・。
軽く5千はいる・・・・。とんでもない所に来てしまった。
僕は・・・・・・・・・・・・・・・。
- 僕は・・・賭けに出ることにした
(この分岐より先「キョン」さんの物語です。)
- 3mライン
(この分岐より先「カズ」さんの物語です。)
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