ここから先は：「ＤＩＯのロードローラー」さんの物語です
「少年よ、ワタシの姿が見えるのかい？」
僕は僕に話しかけてきた今、目の前にいる人物（あるいはそれを人物と呼ぶことが出来るならば）が、我々が喉の筋肉を使って口から発する“声”とは明らかに違う、脳の奥深くまで直接深く深く入り込む密林の大河の如き内なる“声”を聞いた。僕は針の先に爪先立ちをしているような極度の緊張感に捉われ、体は吹き出るとめどない汗に覆われているのに、同時にかつて味わったこともない程の快感に包まれてもいた。そして、ゆっくりと目の前の光り輝く人の形をした霊的な存在に向かって答えを返した。
「僕には、、あなたの声が、、聞こえます。たしかに、きこえます」
目の前の輝きはかすかにかすかに、それは微笑んだように、光を増して僕の胸に向かって手を（あるいはそれを手と呼ぶことが出来るならば）のばした。
僕は一瞬たじろいだが、なすがままに任せた。
僕の胸に光が突き刺した。
「君は逃げないんだね」
「あ、あなたが宇宙人？」
「その問いに答えることに何の意味がある？」
光はその輝きの強さを増した。そして僕をまじまじと見つめていることが直感でわかった。
「さあ、選択の時だ。君はどちらを選ぶ？君自身が決めたまえ」
- うわーー！！
（この分岐より先「川野」さんの物語です。）
- いやー
（この分岐より先「きかかか」さんの物語です。）
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