ここから先は:「セガトゥ」さんの物語です
その乗り物の入り口の中に入ると、すぐそこに張り紙が貼ってあった。
『要塞ファルコン−首部分』
「く、首部分??」
太郎は謎に思った。おそらく今いる要塞の、首の位置に自分はいる、
ということなのだろうか?困惑の末、結局は進むべき道など一つしかないのだ。
そう。前を向いてひたすら進む。そのほかに考えなど無かった。
まず進んで見えたのは大広場。どうやらここは『胸部分』らしい。
そこで太郎は気づいた。ここは宇宙人の要塞―宇宙人にさっき見つけられたばかりの太郎は致命的にも武器の一つもなかった…。
その広場のスミにダンボールみたいなのを太郎はみつけた。
その中を見てみると……なんと野球道具一式があった。
その野球道具には1つ1つ説明が書かれていた。
しかしその野球道具の説明は『人間』の太郎にとってあまりにも、うさんくさすぎた。
バット……『貴方が本気で戦う意志を見せれば世界一硬くなるでしょう』
グローブ…『貴方が本気で護る意志を見せれば鋼鉄の盾となるでしょう』
ボール……『貴方が本気で倒す意志を見せれば最強魔球となるでしょう』
スパイク…『貴方が本気で走る意志を見せれば超韋駄天となるでしょう』
そして……………
ユニフォーム…『是布罵曇那者弟藻仮名鵜物那師』
太郎は「ハァ?」と声を上げた。
意味不明な説明。(ユニフォームなんて読むこともできない)
とりあえずユニフォーム以外装着することにした。
進むと十字路になっていた…こう書かれていた。
『右手部分』
『左手部分』
『胃部分』
『胸部分』
さて…どうしよう?
- 胃部分へ・・・
(この分岐より先「セガトゥ」さんの物語です。)
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