ここから先は:「ジャガリキ」さんの物語です
急に走ったせいで息切れがする。「おちつけ。おちついてよく考えろ。」
僕は何かから隠れるように路地裏に入り崩れるように地べたに座りこんだ。
遠くからヘリコプターの音が聞こえてくる。自衛隊かな?
だんだん近づいてきてる。宇宙人の偵察だろうか。
それともすでに宇宙人の手先になっていて僕を捕まえにくるんだろうか。
この異常事態と緊張が続いたせいで喉がからからだ。
気がついたら呼吸するたびにヒューヒュー喉が鳴っている。
「何か飲もう。そうだ、この近くに同じ学校の子が酒屋をやっているはずだ。
そこで何か飲まさせてもらおう」
路地裏で半分倒れながらポケットの中を探ったら小銭がいくつか出てきた。
僕はやっと立ちあがって足をひきずるように歩き出した。
酒屋に着いたがシャッターが閉まっている。インターホンを押したが誰も出ない。
ふと見上げると2階から女の子がこちらを見ていた。
「ああ、あの子は確か同じクラスの・・・」
そう思ったとたん急にめまいがし僕はその場で気を失ってしまった。
まだここまでです。誰か続きを書いて下さい
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