ここから先は:「社怪人」さんの物語です
ぼ、ぼくは・・・
音がまったくしなくなったのを確かめ、
ドアスコープから外を見て誰もいないのを確かめ、
ついでにドアに耳をあて物音が全くしなくなったのを確かめてから
ドアを開けた。
そのとたん
ばさあああああっ!
超特大の捕虫網? としか表現できないモノにぼくはからめ取られていた。
「な、なんじゃこりゃああああっ?」
網の中で高々と持ち上げられ、思わず大声を上げるぼく。
すると…そこには毛むくじゃらと銀色のツルピカでところどころ
赤線の入ったのと(いわゆる「ウ○ト○マン」タイプ)の二人(?)組が、
網の竿を二人がかりで持ち上げている。
「ほらな、チキュ〜ジンってのはこ〜き心お〜せ〜だから、
こっちでなにかわけわからんこと起こしてやると、
ドアを開けて覗きに来るんだよ」
とツルピカが言えば
「なるほど、『おしてもだめならひいてみろ』って
ゆ〜のはこ〜ゆ〜 コトなんですね〜」
と毛むくじゃらは感心し、
二人(?)そろってぼくに視線を集中させ……
「まぁ取りあえず。初めまして浅川さん、こちらは……です」
え? なんだって?
- 「うちゅうけーさつでーす」
(この分岐より先「コロンブスの卵」さんの物語です。)
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