ここから先は:「もんもん」さんの物語です
そこには彼女が立っていた
僕がぶつかったのは
ものすごくキレイな女の子だった。
肌は真っ白ですべすべの陶器のようで
髪の毛は柔らかい絹糸の束のようだった。
瞳はガラス玉のようにキラキラ光っていて
口唇は熟す手前の小さい果実のようだった。
「うわ・・なんてキレイなんだろう」
僕は一瞬、いやしばらく見とれていた。
僕はその時、想像もしなかった。
僕と彼女を待ち受けている運命を。
彼女は僕を見つめながら近寄ってきた。
そして、僕の手をとった。
「・・・・っ!?」
僕はギクリとした。
透き通るように美しい彼女の手は
ものすごく冷たかったのだ。
「ワタシトイッショニキテクダサイ・・・」
オルゴールの音色のような声だった。
でも、抑揚のない、人工的な「音」のようでもあった。
ちょっとだけ迷ったが、僕は
- 僕は、・・・・・・・・・・
(この分岐より先「山大」さんの物語です。)
- もう、どうなっても良い!!
(この分岐より先「金田三」さんの物語です。)
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