ここから先は:「げら」さんの物語です
蟻の這い出る隙間もない、と墨でくろぐろとしたためたいくらいだった。
わしわしとピンクうさぎが寄ってきた。見渡す限りピンクだった。
俺がせっせと倒した連中はどうということもなく
のんびりあぐらをかいてやぶけた腹をつくろっている。
背中に裂け目のあるやつはなんだかとても大変そうだ。
…というよりあれは後ろ前に着ようとしてがんばっているのかな…
完全に囲まれた。にもかかわらず俺から10m円内には入ってこないピンク。
密度はますますあがっていく。発色剤使用のたらこにそっくりだ。
最前列では押しつぶされる奴もでてきた。
ぐるりの蛍光ピンクに思わずうつむく。
そして気が付いた。今日着ている俺の服。
これってもしや…!!
- フュージョンした時のふくだ・・・・
(この分岐より先「ネコ魔人」さんの物語です。)
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