ここから先は:「トモロヲ」さんの物語です

っていうかちょっとまてよ。

よく考えてみれば、そうじゃん。
俺ってば友達いねえー!

ちっくしょーこうなったら、あいつら皆殺しジャー!
核ミサイルはっしゃー!!

ひゅーんどかーんぐちゃぁー

 世界滅亡。

おいおいおいちょっと待てっつの。
とりあえず落ち着け。

やっぱナシだナシ。
滅亡とかなし。

しょうがないので僕は、(ああもう俺でいいや。)
つーか俺は新聞紙の上に転がる出刃包丁を手にし、
訳の分からないことを叫びながら表へと勢いよく出ていった。

「うぉんどぅりゃあぁぁああぁーーー!!!」

なんと街にはすでにあの着ぐるみっぽいのを着た、
自称うちうじんがはこびっていた。

奴らは某CMのピンクウサギのような格好をしていた。
顔のところだけ出してそこいらを歩き回っていた。

もはや街は奴らに占拠されていて、
普通の人間は誰一人としていなかった。

っていうか奴らの顔はどう見ても間違いなく人間だった。
むしろおっさんだった。

どうせいま流行のいかれた気違い宗教かなんかだろう。
とりあえず俺はこいつらをうちうじんとして認めた。

俺は街を守るため奇声を上げながらこいつらを片っ端からぶっ刺していった。
ざぐぅ。ぶっしゅー。びちゃぁ。

血は赤かった。

みて見ぬ振りをした。

うちうじんならいくら殺してもそれはきっと
後世の奴らが許してくれるだろう。

だって街を守るためである。
しょうがない、ことにした。


  1. ところで
    (この分岐より先「ガパピッチ」さんの物語です。)

  2. トリアエズ牛丼ヲ・・・
    (この分岐より先「ガリバー」さんの物語です。)

  3. 当然、そんな目論見はあっというまに崩れた。
    (この分岐より先「げら」さんの物語です。)


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