ここから先は:「樽の中」さんの物語です

別に直接うちが、ではない。
ただどこか近くに落ちたのだと思う。
ドン、という簡潔な音が。
した。
そして見はるかすすべての明かりが消えた。
だから雷なのだと思う。

ぼくの電話はけなげに内臓バッテリーの力で光っている。
でも、アンテナが生きているとは思えない。
だから電池を温存すべきだ、という声と、コンタクトのための努力をしろ、という声が頭の中でたたかっている。

停電も宇宙人がらみなのかな?

それはもうおいておいて(TVもがなるのをやめたし)
冷蔵庫のなまものを食べてしまわないと。
ベランダでの直火は禁止だけど、非常事態、この際いいよね。
と窓を開けて、ぼくはやっと異常に気づく。

どうしてぼくはこれまで、こんなににぶくていられたんだろう...?



  1. ちょっとかんがえてみた。
    (この分岐より先「ガリバー」さんの物語です。)

  2. うちを残してあたりは一変していた。
    (この分岐より先「ドンコしいたけ」さんの物語です。)

  3. GAN○Z
    (この分岐より先「WOW」さんの物語です。)


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